知らないものへの批判は慎重に
- 梅田夏希
- 2019年11月22日
- 読了時間: 4分
こんにちは。梅田夏希です。

今日は「批判」についての持論を展開します。
知らないものは批判しない
10年以上前から守っているマイルールとして、
「知ってるものは称賛も批判もしてもいい。」
「知らないものは称賛はするけど、批判はしない。」
というのがありまして、私はこれにずーっと気を付けています。
例えば、見ていないアニメの批判はしません。
読んでいない本の批判はしません。
やっていないゲームを「つまらない」と決めつけることはしません。
特定の宗教団体に対して(直感で怖いと思うことはあっても)カルト集団だ!などとは言いません。
他人の趣味を批判しません。
私以外にも、これを当たり前に実践している人は多いのではないでしょうか?
批判には理由を
何かを称賛するのに理由なんて必要ないと思うんです。「なんとなく好き!」でいいんです。その称賛が誰かをダイレクトに傷付けることはそうそうないでしょうから、その気持ちを表明するときにためらう必要はありません。
しかし、何かを批判するのには理由が必要です。「なんとなく嫌い!」と思う気持ちを表明するときには、その理由を他人に説明できるのか?一旦冷静に考えることにしています。
批判された方は、批判された理由を知りたがるものです。知ったうえで、努力して解消可能かを検討したいんです。しかし、私がその理由を説明できなければその人は私から離れるほかありません。それは多分お互いにとって悲しいことです。
よく嫌われるもの
下に挙げたものたちを嫌いだと思う人はよくいると思うんです。心に留めておく分には構いませんが、嫌いだと表明する場合は話が違います。表明する前に、嫌いな理由をよく分析してみると良いでしょう。
(例)
「喫煙者」「嫌煙者」…どちらもよく嫌われます。
「韓国人」「中国人」「○○県民」…特定の国籍や出身地によって測れるものって何でしょうか?
「自民党」「共産党」「N国党」…アンチが付きやすい3大政党だと思っていますが、熱い支持者も付きやすい特徴があります。
上記はあくまで例です。嫌う対象が何であれ、大した理由も添えずに批判する行為や、理由はあっても検証が不十分で誤解に基づいて批判する行為を、私は愚かなことだと思っています。嫌いなものを「嫌いだ!」と表明するときはその理由を明確に示すことを心がけるべきです。
他党批判の在り方
いちおう政治コラムなのでこの例だけ掘り下げておきます。
他党を批判する理由として、所属する政治家個人のダメなところを指摘するのは不適切だと思います。政党への評価と政治家個人への評価は区別するべきです。残念ながらどの党にもトンデモ言動をやらかしてしまう人はいますので、その個人への批判を以って「これだから〇〇党はダメなんだ!」と発言するのは短絡的過ぎます。批判したい政党のそれ以外の特徴と結び付けて批判しなければ、それはその政治家個人への批判の域を出ません。せめて、その言動に対しての党幹部の反応や党の公式見解が出るのを待つべきでしょう。
(もっと厳密に言うと、言動への批判と個人への批判も区別するべきです。ダメダメな発言一つを理由としてその人を全否定するのは避けるべきです。)
それから、「脱法行為だ!」「信義に反する!」という批判は避けるべきでしょう。大概、的を外してしまいます。やっている方はそんな批判が来ることは想定済みなので、簡単に反論されてしまいます。例えば、
「クラウドファンディングで党費を調達するなんて!」
「当選する資格がないのに立候補するなんて!」
「自分の票で障害者を代わりに当選させるなんて!」
というようなやつですね。違法行為への批判は根拠条文を示すことで比較的ラクにできますが、脱法行為への批判は根拠条文を示せない以上、どのような倫理規範に反するかを丁寧に説明し、それによって誰が困るのかまで示さなければ説得力を持ちません。
まして、国会議員が誰かの脱法行為を許せないと批判するのなら、行動も伴っていないとダメです。すなわち、国会議員なら積極的に法案を作って、立法による解決を目指すべきです。無能なのは脱法行為をしたその人ではなく、法の不備を正せない政治家の方ですよ!
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というわけで。今回は
・知ってるものは称賛も批判もできる。
・知らないものは称賛はできるけど、批判はできない。
・称賛に理由は不要。批判には理由が必要。
という持論を展開しましたがいかがでしたでしょうか?
私はこの10年間実践してきて、この持論の正しさを確信しつつあるのですが、所詮私一人の経験論でしかありません。他にもこれを実践してきた方はいらっしゃいませんか?是非とも一緒に実践してみませんか?
この持論への批判がある方は是非ともコメント、メッセージなどください。(理由必須!)この持論に更に磨きをかけていく礎とさせていただきます!
次回は何か政策について書こうと思います。
梅田夏希
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